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各部署のご案内
臨床工学室

臨床工学技士とは

 臨床工学技士(Clinical Engineer :CE)は高度医療の発展に伴い、1987年に誕生した国家資格です。臨床工学技士法では、身体の呼吸、循環又は代謝の機能の一部を代行し、又は補助することを目的とした生命維持管理装置の操作及び保守点検を行う者とされています。

当院での臨床工学技士業務

 当院では現在12名のスタッフが業務を行っています。業務体制は日勤が基本で、夜間は当直を行っています。また、休日夜間の緊急手術などに対して1〜2名の待機業務があります。2010年1月から12月まで呼出割合は45%と、当院の緊急対応の多さを表しています。内訳は心臓カテーテル治療、心臓大血管手術、急性血液浄化療法などの業務でした。
 当部署ではスタッフ教育にも力を注ぎ、部内勉強会をはじめ、他部門への勉強会も積極的に行います。また、院外研修や学会へ積極的に参加し、様々な認定資格の取得も行っています。
 私たちは、患者様に安心で安全な医療を提供できるよう、医療チームの一員で、医療機器の専門家として日々の業務に携わっています。

手術室業務

 主に、人工心肺装置、自己血回収装置、除細動器、電気メス、生体情報モニターなど手術室で用いられる医療機器の操作および保守管理を行います。最近では腹部や胸部の大動脈瘤に対するステントグラフト治療の業務にも従事しています。

心臓カテーテル検査室業務

 心臓カテーテル検査室では冠動脈疾患や不整脈に対して、カテーテルを用いた検査や治療が行われています。私たち臨床工学技士は患者様の生体情報モニターの監視を常に行い、緊急の場面で必要となるIABPやPCPSなどの補助循環装置の準備、操作などを行ないます。

血液浄化業務

 2010年10月より透析室(4床)の運用が開始し、慢性透析患者様の入院中の血液透析、急性腎不全の患者様に対する血液透析などを行います。また、集中治療領域での持続血液濾過透析、血漿交換、血液(血漿)吸着などの急性血液浄化を臨床工学技士が中心となって行ないます。

人工呼吸器業務

 集中治療室、一般病棟などで使用される人工呼吸器の保守管理、使用中の設定確認を行います。当院では緊急症例が多いため、日常点検を行い人工呼吸器がすぐに使用できる状態にしています。また、部署内には呼吸療法認定士がおり、今後は看護師、理学療法士と連携し本格的な包括的呼吸リハビリテーションの場での活躍を目指します。

ペースメーカ関連業務

 ペースメーカ、ICD(植え込み型除細動器)、CRT(心臓再同期療法)などのデバイス植え込みから、患者様への説明、外来でのフォローアップまで臨床工学技士が関わります。また、最近では植え込み型ループレコーダ(ILR)、遠隔モニタリングなどの業務にも取り組んでいます。

医療機器管理業務

 臨床工学技士の業務は生命維持管理装置の操作だけでなく、院内で使用される多くの医療機器の保守管理を行っています。院内で臨床工学技士が保守管理を行うことで、常に安全な状態で機器を使用することが可能となり、トラブルにも迅速に対応できるようになります。臨床工学技士は高度医療機器を有する病院にはなくてはならない存在となっています。