乳腺外来
乳腺外来について
乳癌は他の(内臓にできる)癌と違って、外からしこりとして触れることができるので、自分で発見しやすい癌ですが、乳房にできるしこりは乳癌だけでなく、他のまぎらわしい症状もたくさんあり、乳癌かどうか(良性か悪性か)の判断は専門家でも難しいと言われています。
インターネットや書籍や経験者などから、どんなに情報を集めても、「あなたが乳癌かどうか」という結論は、病院で検査しない限り出ません。自分で判断を下してしまうのは危険です。もし今あなたが乳房に異常を感じていたら、ためらわず病院で検査を受けてください。そのために一般外科とは別に乳腺外来を設けました。
乳がんの罹患率

女性における癌罹患率では胃癌・大腸癌を抜いてトップです。 およそ25人に1人が乳癌に罹る計算になります。
乳癌の死亡率

女性の癌死亡率では乳癌は全癌中5番目です。 従って、早期に発見されれば予後は期待される癌でもあります。
どのような検査を行っているか

平成10年に旧厚生省より、視・触診のみの検診に対し、その有効性に疑問が投げかけられマンモグラフィーを併用するよう勧告されました。視・触診のみではわかりづらい小さな乳がんも含め、マンモグラフィーを併用することで、発見率は2~3倍も上昇します。
当院では、視・触診、マンモグラフィー(乳房のエックス線撮影)に加え、乳房超音波検査を併用しています。
マンモグラフィーの結果は、放射線診断医によるダブルチェックを行っています。