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心臓の手術

冠動脈バイパス手術

冠動脈バイパス手術

 臓の筋肉に栄養を与える冠動脈が動脈硬化により狭窄或いは閉塞を来たし、心筋梗塞、狭心症をおこします。通常は狭くなった血管を風船で広げたり、広げた後でステントで膨らましたままにしたり、動脈硬化の部位を削ったりするカテーテル治療が行われます。しかし、病気の程度の強いもの、カテーテル治療が困難なもの、何度も再発するものに対しては手術が必要です。手術は病変部位より末梢の正常の冠動脈にバイパス手術を行います。バイパスは、左右内胸動脈、胃大網動脈、腕の動脈(橈骨動脈)、下肢の静脈(大伏在静脈)が使われます。通常は、人工心肺装置を用いて心臓を止めて手術が行われます。最近は侵襲を少なくするため、人工心肺を使わない方法や、心臓を止めずに動いたままの心臓にバイパスする方法が行われています。

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人工弁置換手術

人工弁置換手術

 心臓には4つの弁(大動脈弁、僧帽弁、肺動脈弁、三尖弁)がありこれらは血液が一定の方向へ流れるように働いています。この弁が壊れ狭窄或いは閉鎖不全をきたした場合、血液がうまく流れなくなり、心臓に負担となます。放っておくと、心臓が負担に耐えられなくなり、疲れやすい、息切れがする、胸が痛む等の症状が現れます。このような場合は悪い弁を修復するか、人工弁に取り替えるかする必要があります。通常、人工心肺を用いて、心臓を止めて、手術が行われます。

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ペースメーカー手術

ペースメーカー手術

 脈が遅くそれによりふらつきを自覚する、突然目の前が真っ暗になる、不整脈により失神発作を起こすなどの症状のある方は、ペースメーカーが必要な不整脈の可能性があります。一度心電図、24時間心電図による不整脈の精査をお勧めします。ペースメーカー手術は局所麻酔で7~10日間の入院で行われます。

 

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低侵襲心臓手術

低侵襲心臓手術

 低侵襲手術は、患者さんへ与える手術侵襲を少なくしようと考えられた新しい手術法で、術後の回復が早いという利点があります。当院におきましては、初回の弁膜症、単純な心奇形(心室中隔欠損症)などに対する小切開による低侵襲心臓手術、心臓を止めずに冠動脈をつなぐ低侵襲冠動脈バイパス手術(拍動下冠動脈バイパス手術)を行っております。


その他の心臓手術

 その他、手術を必要とする心臓の病気はたくさんあります。生まれつきの心臓に奇形(先天性心疾患)があります、その多くは子供の時期に手術を受けますが、まれに大人になってから症状が出現し手術が必要となる場合もあります。その他、心臓の外傷、不整脈、心筋症等に対する心臓手術なども行われます。


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