レーザー治療
レーザー治療とは
ルビーレザーの光は、正常な皮膚や血管にはほとんど吸収されず、メラニンなどの色素によく吸収される性質があります。そのため正常組織への損傷を最小限に抑えながらシミ・アザなどの色素を選択的に破壊し治療します。また傷あとを残す心配はほとんどありません。
シミ(老人性色素斑)、ソバカス(雀卵斑)、太田母斑、青アザ、扁平母斑などに適しています。美容的なものは保険適応外になりますが、保険が適応されるものもあります。
◎特徴
- 痛みが少ない
- 正確で微細
- 短時間ですみます(約30分)
- 正常な皮膚組織をほとんど傷めない
- 傷あとが残りにくい
- 外来通院で行える
※注意点※
治療後しばらくするとレーザー治療による炎症後色素沈着をきたす場合があります。 これはほとんどの場合、自然に薄くなりますが、紫外線の影響を強く受けると色が残る場合がありますので日焼けには気をつけて下さい。
治療のメカニズム
1.シミ・アザ
シミやアザは皮膚のメラニン色素の増加によって生じます。増加の度合いや深さによって茶・青・黒に見えます。
2.レーザー照射
ルビーレーザーの光はメラニン色素によく吸収されるので、正常組織のダメージを最小限に抑えながら、メラニン色素を選択的に破壊します。
3.色素の排出・分解
破壊された色素は、皮膚の浅い部分にある場合は、数週間のうちに体表に排出されます。皮膚の深い部分の色素は、数ヶ月のうちに取り込まれ分解されます。
4.治療後
破壊された色素の排出・分解が進むにつれて、シミ・アザのない正常な肌に近づきます。